「地上波のゴールデン番組」を制作することとは…。
ディレクターのアシスタントを始め、10カ月が経過しました。
最近気づいたことは、「プロフェッショナル」とは
「どこまで小さい事にこだわり抜いて作り込めるか」ということです。
アシスタントの仕事をしていると、呆れるような指示を多々受けます。
■例えば…50本電話してやっと仕込めたロケ場所…。
演出家の「やっぱ違う構成にする」の一言で全てがやり直しです。
■例えば…オンエア2日前。「街録の映像がほしい」の一言で
一日中取材を続けても良い画が撮れない。編集も間に合いません。
無理でしょ?絶対実現不可だよね?って。
毎日のようにアシスタントは愚痴を言います。
でも…
物理的に(時間的に)不可能な状況でも、
まだ細かい演出にこだわり続ける演出家がいるからこそ
見ごたえのある番組ができるんだと思います。
「テロップの位置をあと1cm上にずらして」
「3秒間のカットだけど、他の画が良いから街録行ってきて」
「あと5cm髪の毛が長い写真探して」
細部までこだわり抜いて作っているから、
テレビ番組は面白い。
byM
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